耳の疾患治療に自家脂肪療法

自家脂肪療法は自分の脂肪組織を注入するのでチューブピンなどの人工物を使った手術の時のような拒絶反応や重大な合併症の心配がない。　
もちろん手術で使用する人工物の安全性は確認されています。　
ところが患者さんごとに個人差があるため想定外の拒絶反応が起こってしまい鼓膜に射したチューブ8ピンが早いうちに外れて効果をられなかったり合併症が現れたりすることがあるのです。　
また意味管開放症では以前まで上咽頭の端にコラーゲンを注入する方法がよく行われていました。　
注入したコラーゲンで上咽頭膨らませ開きっぱなしの穴を塞いでいたわけです。　
ところがこのやり方だと耳管の穴が完全にふさがってしまい耳管狭窄という別の病気を起こす場合のあることがわかりました。